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太陽光発電の維持費を比較

太陽光発電に維持費はかかります!

 

「何もしなくても発電するから、維持費はかかりませんよ」・・・こんなことをいう業者は信用できません。すぐに帰ってもらいましょう。

 

何に維持費がかかるのか

太陽光発電で係る維持費は2つ
  1. 機器の交換費用
  2. 点検費用

 

維持費はどこのメーカー・販売設置業者でも同一価格ではありません。交換費用・点検費用それぞれで比較してみましょう。

 

機器の交換費用を比較

太陽光発電システムは、実に様々な機器で構成されています。

  • 太陽光パネル
  • 架台
  • パワーコンディショナー
  • 分電盤
  • 接続箱
  • モニター
  • 売電メーター

この他、各機器をつなぐ配線、太陽光パネルの配置によっては昇圧器も必要となります。

 

太陽光発電メーカーの長期保証の範囲を比較する

メーカー保証があるから交換費用はかからない、と考える方も多いと思います。

 

メーカー保証の範囲をよく確認してください。

 

小さな文字で「モニターは除く」「○○は対象外」等、書かれていませんか?

 

保証期間が過ぎたり、保証対象外の機器の故障や不具合は、修理や交換に費用がかかります。

 

出力保証と機器保証を比較

太陽光パネルの出力保証は10年以上、長いメーカーでは25年や30年保証もあります。

 

規定よりも出力の落ちたパネルは、ほとんどの場合交換となりますが、ココでもメーカーによる対応が違います。

 

出力保証のメーカー対応を比較
Aメーカー

新しい太陽光パネルはもちろん、交換に係る人件費・工事費等まで一切無料。全て保証でまかないます

Bメーカー

新しい太陽光パネルと無償交換します。ただし、取り外す費用や故障パネルの返送費用はお客様負担です

 

各太陽光発電メーカーの保証内容を確認しても、「パネルの無償交換」としか書かれていませんので、実際にどの程度カバーしてもらえるのかは販売店に確認したほうが確実です。

 

実績のある販売店であれば、メーカー保証の内容についても熟知しているはずです。

 

システム保証を比較

太陽光発電システムの機器保証も、各メーカー10年以上設けています。

 

この「システム」にどこまで含まれるのかが、メーカーにより違います。

  • 東芝・・・カラー表示器(モニター)は1年
  • シャープ・・・電力モニターも保証対象

 

交換の際の工事費等や、システムに含まれる範囲は、事前に充分に販売店に確認しましょう。

 

売電メーターは10年に1度の交換義務がある

売電メーターは、太陽光で発電するために必要な機器ではありません。発電した電気を売電する際に必要な機器です。

 

アナログメーターでは買電と売電とで別々のメーターが必要でしたが、電力自由化に伴ってスマートメーターに変更になりました。結果、買電・売電メーターが一体化したので、交換時のほとんどのケースで費用負担はなくなりました。

 

※例外として、太陽光発電の容量が大きいために、通常のスマートメーターよりも容量の大きな品が必要となる際に、差額負担が生じる電力会社もあります。

 

なぜ交換義務があるのか

メーターは10年に1度、正しく計測できているかどうか検定を受けなければなりません。検定後、再使用も出来ませんので、新しいメーターと交換することになります。

点検:費用より内容を比較をする

固定価格買取制度の改定(2017年4月)により、実質点検が義務化となっています。

 

長期間安定発電を続けるためには、やはり定期点検を受けたほうが安心です。。殆どのメーカーや国では、4年に一度の点検を推奨しています。

 

また、ネット販売の業者も無料点検を付けているところが多いです.

 

でも、、ちょっと待ってください。

 

大切な点は点検をしたか・しないかではなく、どのような点検内容か、です。

 

屋根に登って目視での状態点検や、機器を使っての数値の測定、配電等の確認などなど、点検項目は多岐に渡ります。

 

点検内容については、2019年12月にガイドライン(改訂版)が制定されています。
太陽光発電システム保守点検ガイドライン

 

点検費用は1回2万円

 

一般的に、1回2万円前後が多いようです。

 

また、オプションとしてパネルの洗浄やサーモグラフィカメラを使った点検等が依頼できる場合もあります。

 

点検内容は事前にしっかり確認しておきましょう。

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