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太陽光発電の寿命は?維持費用は掛かるの?

せっかく高いお金を出して購入する太陽光発電です。一体どれくらい使えるのか、維持費はかかるのか気になる方も多いのではないでしょうか。

 

一般的には30年以上使用可能と言われていますが、実はパーツによって寿命が異なり、一番短いと言われるパワコンで10〜15年、パネルは30年以上使用可能ともいわれています。

 

太陽電池モジュール(パネル部分)は約30年以上

京セラ 佐倉市ソーラーエネルギーセンター

 

千葉県の佐倉市という所に京セラの研究施設(1984年設立)があります。そこには44キロワットの太陽光発電システムがあり、既に30年以上が経過していますが、現在も順調に発電を続けています。

 

 

太陽光発電の寿命

人工衛星に付けられたものも30年以上年間発電し続けていますし、灯台につけて40年以上発電を続けているモジュールもあります。基本的には家庭用の太陽光発電も同じもので、10年間安定稼働すれば30年は十分に稼働すると言われています。

 

逆に言えば、10年以内で不具合が出るパネルは初期不良が疑われます。初期不良はメーカー保証の対象となり、無料で交換・修理が行われますので心配する必要はないでしょう。

 

ただし、保証を受けるためには施工IDを取得している販売店・施工業者であることが絶対条件です。また、販売店等が倒産していると連絡が取れずに保証難民になってしまう可能性も捨てきれません。(詳しくは「デメリットとリスク」を参照してください)

 

長期にわたって安心して太陽光発電を使用するためには、業者選びも関係していることを意識し、必ず一括見積もり等で複数の業者から相見積もりを取ることを忘れないでください。

 

パワーコンディショナー 約15年程度

作った電気を直流から交流に変換するパワーコンディショナーはメーカーの保証期間が10年〜15年となっています。おそらく約15年前後で寿命が来ると言われていますが、内部の部品交換(3万円程度)で対処できる場合がほとんどだそうです。

 

また、保証期間が切れる直前(10年・15年目)の点検を推奨してくれる業者もいます。この場合は万一不具合があって修理や交換が行われても保証期間内なので費用は掛かりません(業者の出張費はかかるかもしれませんが、数千円程度です)。この点からも、メーカーを選ぶ際はやはり機器保証が15年のほうが安心です。

 

そして15年後には現在以上に普及率が上がって、部品のコストが下がることが予想されますので、それほど大きな出費になる事はないといわれています。(ちなみに現在3KWシステムでの全交換では約15万程度)

 

売電メーター 10年周期

売電メーター

寿命ではありませんが、10年周期で交換が義務付けられています。以前は電力会社によって取り扱いが一致しておらず、ある電力会社では電力会社所有で費用負担0、別の電力会社では個人(太陽光発電の設置者)所有で交換費用が掛かったりと、不公平感がありました。

 

現在はスマートメーターが導入されたおかげで買電と売電を一つのメーターで賄えるようになり、一部例外を除いて設置者の負担はなくなりました。

 

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