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太陽光発電システムの設置費用の推移

太陽光発電の設置費用は毎年確実に低下している

太陽光発電システムの設置費用と売電価格とは関連性があり、今後の設置費用の下落を狙った売電価格が設定されています。

 

「売電価格が下がったから太陽光発電を設置するのはソンだ」という意見もありますが、相対的に設置費用も下がっているためメリットはそれほど変わっていません。ただし、売電だけで元を取るのは難しいのも事実。

 

では、どのような条件でどうすればメリットを出すことができるのか、太陽光発電導入のタイミングは一体いつが適しているのか。

 

太陽光発電の導入時期について悩んでいる方は必見です。

 

設置費用の推移

 

太陽光発電設置費用の推移

(調達価格等算定委員会公開資料より抜粋)

 

太陽光発電システムの価格は5年、10年でみると年々下がってきているのは事実ですが、前年度との比較では1kwあたりで1万円下がるかどうか・・・といった状況です。

 

太陽光発電普及拡大センターによると、国内の住宅用太陽光発電システムの平均価格は、2006〜09年は1KWあたり60万〜70万円で推移していました。

 

今では固定価格買取制度で一気に普及し、最近の相場では1kwあたり25万円を切るところもどんどん出ています。

 

メーカーや販売店側の採算などを考えると、現状では1kwあたり20万円前半くらいがギリギリで、太陽光発電業界内の情報では、利益率などを考慮すると、設置費用に関してはほぼ底値ではないかという見解の方がほとんどでした。

 

キャンペーンなどであっても1kwあたり10万円台などの安すぎる価格は注意が必要です。

 

相場よりも明らかに安い場合はしっかりと内訳を確認し、最終的な総額のコミコミの金額を確認しましょう。

 

最新相場と相場よりも安すぎの場合の注意点はこちら

 

設置費用と売電価格の関係

 

売電価格と設置費用の推移
上のグラフでわかるとおり、設置費用と売電価格は確かにリンクしていますが、近年では設置費用の下がり幅よりも売電価格の低下が著しいのがはっきりしています。

 

これは、まず売電価格を下げることで設置費用の引き下げを狙っているから当然の結果といえます。これだけ見ると売電価格の引き下げの影響が大きく、いくら設置費用が下がっても結局ソンでは・・・と感じますよね。

 

しかし実際はそうではなく、メリットはそれほど変わっていません。売電価格を決定する際に、設置費用だけを検討材料にしているわけではなく、光熱費削減効果等も加味されているからです。

 

近年、電気料金は値上げの一途をたどっています。世界情勢の影響で原油価格が高騰することになれば、更に高くなりことも十分に考えられます。

 

設置費用に比べ売電価格の下がり幅が大きいのは、太陽光で発電した電気を自家消費することで買電量が減り、光熱費削減効果が大きくなったことを意味しています。

 

売電+光熱費削減で考えると、設置費用は充分に「元が取れる」計算です。

最近の普及状態と今後の太陽光発電(住宅用設置件数の推移 )

 

住宅用太陽光発電設置件数の累計

(第62回調達価格等算定委員会資料より抜粋)


太陽光発電は2009年の補助金復活や売電価格の引き上げなどにより、かなり普及してきています。

 

2011年には東日本大震災の影響もあり前年比30.7%増で急激に拡大し、補助金が追いつかない状態くらい設置する人が増えているの状態でした。

 

その後も設置件数は伸び続けていますが、新築時の設置が多く、既存の住宅への導入は横ばい状態。

 

住宅用太陽光発電設置件数の推移

(第88回調達価格等算定委員会資料より抜粋)

 

年ごとの設置件数をみると、最近の光熱費高騰の影響で太陽光発電の設置件数自体は増加傾向にあります。ただし、「2030年までに新築住宅の6割に設置する」という国の目標達成には遠く及ばないのが現実です。

設置費用は下がるのか?

売電収入が減っても、設置費用がそれ以上に下げれば結果としてはプラスになります。

 

民間の調査機関によると、発電コスト(1kw発電するのにどれ位掛かるか)は今後3分の一程度まで下がると予想されており、これは設置費用が下がることと同じ意味合いを持っています。

 

家庭用太陽光発電の設置価格の今後の低減予想

(株式会社資源総合システム公開資料より抜粋)

 

以上のことから、徐々にではありますが設置費用は今後も下がっていくと思われます。

設置費用を抑えるのに一括見積もりが適している理由

太陽光発電だけに限らず、相見積もりすることで、業者同士が価格やサービスを競争します。

 

一括見積もりサイトは簡単に複数の企業から見積りをとることができますし、最低でも3社で比較検討することで設置費用は確実に下がります。

 

競争相手がいることでどの業者も価格やサービス、自社のメリットを最大限にアピールしてきます。

 

また、多くの担当者と話をすることで矛盾に気がついたり、信頼できる業者を見抜く事ができるようになります。施工方法やアフターサービスについても比較検討できるのでトラブル回避にもつながります。

 

ほとんどのトラブルは1社だけの見積もりで、担当の話を鵜呑みしてしまい、比較していないことが最大の原因になっています。

 

一括見積もりサイトもいくつかあるので、ご自身にあったサイトを利用してみてください。

 

大手一括見積もりサイト一覧はこちら

 

設置するタイミングはいつがいい?

売電価格の引き下げが続く中、1年でも早いほうが売電収入はもちろん増えます。

 

では、同じ年度内ならばいつ設置してもメリットが変わらないかといえば、個人的にはそんなことはないと思います。

 

なぜならば、売電収入だけではない、目に見えないメリットがあるからです。

 

その目に見えないメリットは、売電価格が切り替わる時期(11月〜4月)が一番大きいと思います。

 

目に見えないメリット:その@

太陽光発電の目に見えにくいメリット

 

太陽光発電が最も発電する時期は、実は太陽がサンサンと輝く夏ではなく、晴れが多く、しかも暑すぎない5月です。

 

この、5月直前に太陽光発電を設置するメリットは、最も関心が高い時期と発電量の多い時期が一致するという点です。

 

初めて太陽光発電を設置すると、まず間違いなく発電量や電気の使用量、どの程度売電できているかが日々気になります。

 

おそらくモニターを確認することが最も多い時期ですね。

 

太陽光発電を設置した家庭の多くの口コミで、「モニターを見ることで楽しく節電できた」とあります。

 

モニターが節電意識を高め、結果的に売電額が増えることは間違いないでしょう。

 

発電量は多く、電気使用量も比較的少ない季節である5月は、太陽光発電の効果を一番実感できる時期です。

 

この時期と初めての好奇心が重なり、モニターを確認するたびに売電ができていることを目にすれば、ついつい「もっと節電&もっと売電」となることは容易に想像できます。

 

そして、楽しく節電しているうちに自然と習慣化し、結果として節電意識が通常よりも向上し、より多く売電することができるようになります。

 

この節電習慣は、売電の固定期間が終了した後も残るものなので特に大きなメリットとなります。

 

目に見えないメリット:そのA

太陽光発電の目に見えにくいメリットその2

 

売電価格が切り替わるということは、1kw当たり数円(令和4年度の場合は2円)引き下がり、売電収入の減少を意味します。

 

普通に考えれば大きなデメリットなので、太陽光発電業界はこのタイミングが一番売り上げが落ち込みます。

 

それゆえ、とにかく販売業者は1件でも売り上げたい!かといって強引なセールスは一括見積もりサービスを提供しているサイト運営企業からペナルティーを受けてしまう・・・。

 

結果、業者は価格を抑えつつ、最高のサービスを提供することに繋がります。

 

実際に売電価格の締め切り直前では、駆け込み需要が発生してじっくり検討する時間が取れなかったり、業者が忙しくて見積もり提出までに時間がかかることもあります。

 

特に一括見積もりではすべての業者からの見積もりを比較してから業者を決定するので、1社でも見積もりが遅れてしまうと決断に時間がかかってしまいます。(もちろん、あまりに遅い業者は見積提出前でも断ることはできます)

 

それでは余計に焦ってしまいますし、そもそも売電価格の締め切りに間に合わなければ意味がなくなってしまいます。

 

一括見積もりの最大のメリットは焦らずじっくり比較できることです。

 

このメリットを最大限に引き出せるのは、やはり売電締め切り的にも業務的にも余裕のあるこの時期が一番です。

 

一括見積もりサイトを徹底比較しました。
業者数や実績数も掲載!焦らず相談できる業者選びの参考にしてください。

設置のタイミングは自分で決めて大丈夫!

売電価格の下がり幅と設置費用を比べてみましょう!

 

売電が2円引き下げられた場合の10年間の差額は1kwあたり約16,460円です。(詳しい計算式はこちら⇒「今後の売電は?価格が下がってもメリットを出す方法」

 

この売電の下がり幅を大きいととらえるかどうかは、個人差があると思います。ただ、同じ設置費用であれば今後も継続して売電価格が下がることを考えると、1年でも早いほうがメリットが多くなります。

 

ただし、10年間で考えると平均的な4kw設置での売電差額は約66,000円。

 

太陽光発電システムの設置費用は販売店によって10万円以上差が出ることも珍しくありません。
(実践済みです。実際の10社の見積もり詳細はこちらで公開しています

 

さらに、毎年売電価格に引き下げ前に設置しようとする駆け込み需要が多く、年度変更直後は反動で太陽光発電の販売数が一時的に減少します。

 

そのため、販売数の落ち込みを回避しようと各業者がお得なセールや大幅な値引き等を行う可能性があります。

 

設置費用を抑える時期としては年度の切り替わりの時期は最適な時期と言えるでしょう。

 

太陽光発電導入で損をしたくない方は、設置費用と売電の下がり幅以外に、販売店から出される実際の見積額を確認することがとても大切になってきます。

管理人が「今」太陽光発電を導入した理由

太陽光発電設置のタイミング

管理人も前から太陽光発電には興味がありましたが、「いつ、設置するのが良いか?」がわかりませんでした。同じように、太陽光発電導入時期に悩んでいる方は多いと思います。

 

太陽光発電は賃貸ぐらしの人が家を買うのとある意味似ています。

 

ただ、はっきりしていることは、早めに設置することでトータルで払う電気代の額は確実に減り、設置した時から償却が始まります。

 

10年後に初期費用が安くなり今よりも格安で設置ができても、償却が始まるのは設置してからです。現在の条件であれば、光熱費の削減や売電などで10年前後にはほぼ元がとれると思います。

 

管理人も利用しましたが、一括見積りサービスは全て無料です。とりあえずの検討材料として利用するのも良いと思います。

 

シミュレーションをしてもらい、10年くらいで元が取れるデータがでれば導入をおすすめします。(15年程度はメーカー保証があるのでリスクは少ない)

 

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我が家はタイナビで一括見積もりしました



見積りサービスは全て無料なので、とりあえずの検討材料として利用するのも良いと思います。

 

太陽光発電は決して安い買い物ではありません。

 

メーカーや導入システム、オプションなど、こだわりたい部分と価格を徹底的に比較して、納得して購入することができます。

 

管理人も実際に利用して確認しましたが、タイナビの利用者満足度は98%は本当だと実感しました。

 

自分の親兄弟や友人が太陽光発電の導入を考えていたら迷わずタイナビをおすすめします。

 

価格面でも「他サイトよりも高ければご一報ください。」とうたっているくらい競争力に自信を持っていますので安心です。

 

タイナビが紹介されたテレビの番組の様子

2分49秒で太陽光発電の設置のコツがわかります。

「21秒〜63秒まで」は必見です!

 

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