パナソニック(サンヨー)のHITシリーズはこんな人におすすめ!
屋根の設置面積は少ないが
より発電するのが最優先の方
パナソニックの太陽光発電の特徴とメリット・デメリット
2010年より三洋電機社製太陽光パネルを、自社ブランドパナソニックとして販売開始。完全子会社になったためパナソニックとサンヨーの製品は同じです。
2021年度に生産から撤退
パナソニックはマレーシアと島根の両工場で、住宅用・産業用の太陽電池の生産を終了すると発表しました。
ただし、終了するのはあくまで生産のみで、今後は委託生産などで太陽光パネルを調達し、パナソニックブランドでの販売を継続します。HITシリーズの太陽光パネルは在庫限りとなりますので、検討している方はご注意ください。
また、プリウスに採用されている太陽電池や、電卓等の民生用は二色の浜工場で生産が続けられます。
パナソニック太陽光発電をもっと詳しく!
変換効率・最大出力共に最高クラス
パナソニックの最も大きな特徴は、やはり【HIT太陽電池】。
少ない太陽光パネル枚数でたっぷり発電できるため、小さな屋根が多い日本の住宅事情に人気なメーカーです。面積当たりの発電量がトップクラスなので、設置スペースが少なくても十分な発電量が望めます。
しかし、2021年度にパネル生産から撤退したため、HIT太陽電池は在庫限りとなっています。とはいえ、HIT以外のパネルも高出力・高変換効率のため充分な発電量が期待できます。
最高25年の長期保証!
現在発売されている太陽光パネルは、国内最高水準の25年間の出力&パネル保証付きです。
さらに、機器保証は15年。パワコンが10年〜15年で点検や交換が必要になることを考えると、なんの異常が感じられなくても保証期間が切れる直前に1回は点検を依頼しておきましょう。
また、パナソニックでは買い替えたパワコンも10年間もメーカー保証が付いています。
弱い光を効率よく取り込めるパワーコンディショナ
1年のうち半分は曇りや雨の日。もちろん、太陽光パネルの発電量は晴れの日と比較すると少なくなってしまいます。
パナソニックのパワーコンディショナは、光の強さが変化したり光の弱い時でも、しっかりと効率よく直流(発電した電気)を交流(家庭内で使える電気)に変換します。
価格は高め。収支確認を忘れずに!
発電量も多く保証も充実で安心の国内メーカーと、良いことづくしのパナソニックですが、唯一のデメリットは価格が高いこと。
一般的な相場価格よりも1kwあたりで5万円前後変わってきます。(5kw設置では25万円前後)
どんなにたくさん発電しても、設置費用が高額では元が取れない可能性も出てきます。発電量だけではなく、売電可能量や光熱費の削減効果と設置費用のバランスを十分にシミュレーションで確認しましょう。